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CSCS「運動生理学」の要点

エネルギー供給系、筋線維タイプ、トレーニングへの適応は、CSCSで毎回のように問われる土台の分野です。とくに「運動時間とエネルギー系の対応」と「トレーニング初期の筋力向上は何によるか」は確実に押さえておきましょう。

出題されやすいポイント

エネルギー供給系は運動時間で整理する

数秒〜10秒程度の最大努力はホスファゲン系(ATP・クレアチンリン酸)、30秒〜2分程度は速い解糖系、3分を超えると酸化系が中心になります。境目の時間帯では複数の系が同時に働く点も問われます。

タイプⅠ線維とタイプⅡ線維

タイプⅠ(遅筋)は酸化能力が高く、毛細血管とミトコンドリアが多く疲れにくい線維です。タイプⅡ(速筋)は発揮張力と収縮速度が大きい一方、疲労しやすい特徴があります。

トレーニング初期の筋力向上は神経系

開始から6〜8週間ほどの筋力向上は、運動単位の動員や発火頻度の改善など神経系の適応が主です。筋肥大の寄与はその後に大きくなります。

同化ホルモンと異化ホルモン

テストステロン、成長ホルモン、IGF-1は筋たんぱく合成を促す同化ホルモン、コルチゾールはたんぱく質の分解を促す異化ホルモンです。

循環器の基本式と反応

心拍出量=心拍数×1回拍出量。有酸素運動中は収縮期血圧が上がり、拡張期血圧はほぼ変わらないかわずかに下がります。持久力トレーニングを続けると1回拍出量が増え、安静時心拍数は下がります。

骨への刺激

骨形成を起こす最小限の刺激をMES(最小有効ひずみ)といいます。骨が加わる負荷に適応するという原則はウォルフの法則です。

まとめ表

運動時間の目安主なエネルギー供給系
0〜6秒ホスファゲン系
6〜30秒ホスファゲン系+速い解糖系
30秒〜2分速い解糖系
2〜3分速い解糖系+酸化系
3分以上酸化系

ひっかけに注意

「安静時心拍数が上がる」「タイプⅠ線維は疲れやすい」など、逆の記述を選ばせる誤答が定番です。適応の向き(増える・減る)をセットで覚えておくと崩れにくくなります。

練習問題

100m走のように約10秒で終わる最大努力の運動で、主にエネルギーを供給する系はどれか。

ほかの分野の要点

本ページの内容はCSCS受験対策の学習用にまとめたもので、問題はすべてオリジナルです。本サイトはNSCAおよびNSCAジャパンとは関係ありません。